そんなことを考えていると急に咳き込みたい衝動にかられた
「けほっ…ごほ…」
咳は止んでくれるどころか次第にひどくなっていく
「げほ、げほ…ゴホッゴホ…かは、…」
手のひらを見ると少量の血がこびりついている
僕はこのまま死ぬのかな…?
そんなことがふと頭の中をよぎった
労咳は死病だと聞いたことがある
それに松本先生にも新撰組を離れ療養をした方がいいだろうと言われた
けれどそうしてしまったら僕の居場所はここに無くなってしまうと思ったから
近藤さんのために何も出来なくなってしまうから
ここを離れることは出来ないと、断った
実際、僕の体は少しずつだけど弱ってきていると感じている
「でも、こんな病になんて負けていられないんだ」
一人呟いた言葉が虚しく部屋に響いた

