でも私一人にこの秘密は重い
土方さんだって説得すれば分かってくれるかもしれない
「お願いです…土方さんだけには話してください…」
「桜子ちゃん僕の話ちゃんと聞いてた?」
「はい」
沖田さんと目が合う
とても意思の強い目をしていると思う
でも私は引かない
恐らくこれは沖田さんだけに留めておける話ではないと思ったから
「…はぁ、分かったよ。話せばいいんでしょ?」
「はい…」
「けど土方さんが何を言おうと僕は引かないからね」
土方さんが戻ってきたら僕の部屋に来るように言ってと言い残して部屋を出ていった
渋々納得してくれたようだったけれど私なんかより必ず何か良い方法を導き出してくれると思うから
土方さんが帰ってくるまでの間、いまかいまかと首を長くして待った

