「どうして私なんですかって顔してるよ?」
私が思っていたことは顔に出ていたみたいで沖田さんに言い当てられてしまった
「どうしてなんですか?」
「それがね僕にも分からないんだ。君を利用したって言ったらそれまでかもしれないけど…」
「……」
そのまま沖田さんは黙り込んでしまった
その間も私の頭の中には労咳という言葉しかなかった
不治の病、死病…
沖田さんがこの世からいなくなってしまうの?
「話っていうのはこれだけ。協力してくれる?」
「土方さんには話さないんですか?」
「あの人に話したら僕は刀を振るえなくなるよ。近藤さんの役に立つのが僕の夢なんだ。そうなってしまったら僕はただの役立たずだ…」
実際沖田さんは近藤さんの事をすごく慕っていたから
そう思うのも無理はないのかもしれない

