よく寝るなこいつ…
そのくせ小せぇんだよな
寝る子は育つって昔から言うのにな
こいつが寝ている間に昨日の仕事でも片付けるか
ちょうど書類が片付いた頃桜子がモゾモゾと起き上がった
「んぅ、おはようございます…」
「おはよう」
「早いですね」
「お前が遅いんだよ。それより早く着替えろ」
「わかりました、あの…出てもらえますか?」
少しだけうつむき加減に言った
その様子を見たら少しだけからかってやりたくなった
「別に俺とお前の仲なんだからいいだろ?」
「え、や…でも……」
「ははっ、冗談だ」
「な、じょうだ…」
「早くしろよ」
そう言って部屋を出た
しばらくして部屋に戻るとしっかり支度をした桜子が布団を押し入れにしまっていた
本当によく働くな、こいつ

