桜、咲く頃会いましょう。



痛いはずなのに血の流れる両手で明里さんの肩をつかむ



「あなたは生きるんです」

「………」

「私の分まで生きて…」



目を逸らさず明里さんを見て懇願する



「敬助さんが…敬助さんが居なくなってしまったら、私は何を支えに生きればいいの?」

「それは…」

「あなたは私の生きる意味なのに?」

「………」



部屋が一瞬静寂に包まれた



ペチッと乾いた音が部屋に響いた




「私が好きになったのはそんなあなたじゃない」



山南さんが明里さんの頬を叩いた音




「あなたと初めて会ったときあなたは一人で前を向いて歩いていたでしょう?そんなあなたに惹かれたんです」

「……」

「直向きに前を向いていたあなたを好きになったんですよ」

「それは…」

「あなたを支えたかった、でもあなたの重りにはなりたくない…」



山南さんのいっている意味が俺には理解できる


俺の桜子に対する気持ち


同じだ…