「総司」
「…はい」
「お前は実の弟のようだったよ」
「僕も…山南さんは兄のような人だった」
実際俺から見ても山南さんは総司を可愛がっていたし、総司も山南さんを慕っていた
「今、体調があまり優れないでしょう?」
「えぇ…まあ」
「早く治すんですよ?それと大切な人を見つけなさい。君を支えてくれる人を」
「こんな僕を支えてくれる人なんていますかね?」
「いるよ、だからそんな顔しないで?もうお別れだ」
そう言って総司にも手を差し出した
「さよなら」
総司は言葉を発することが出来なかったようでひたすら首を縦に振った
その次は俺に山南さんが向き直った
「君には迷惑を沢山かけましたかね?」
「そんなこと…ねぇよ……」
「平松さんを大事にしてあげるんですよ?」
「当たり前だ…」
そうして俺にも手を差し出した
俺もその手をしっかり握った
「ありがとうございました、さようなら」
「俺の方こそ、また会おう」

