山南さんは最近は見ることがなかったとても穏やかな顔で笑っている
「私は死が怖いんではないんです。死ぬ覚悟なんてとっくにできてましたから…私が死んだ後皆が私の事を忘れてしまうのが怖いのです」
「山南さん…」
「でも平松さんが私の事は忘れないと言ってくれたので。それに皆も。その言葉で私は救われましたよ」
「桜子がそんなこと…」
山南さんはもうこの世に悔いはないかのように話す
そんな態度の山南さんが不思議でたまらなかった
「私はこれで晴れて任務終了ですね」
もしかして…
もしかすると山南さんは自ら死を選んだのか?
「死に場所を…探していたのか?」
「!、…土方くんは騙せませんね?」
そう言って山南さんは語りだした
「これは平松さんにも話したのですけどね…」
山南さんは悩んでいたのか…?
伊東の事を、新撰組の行く末を?

