桜、咲く頃会いましょう。



私も聞いたことがあった局中法度の存在


その中のひとつに



局ヲ脱スルヲ不許


というものがある




そしてこれを破ってしまえば切腹



「私がここの総長だから、あなたたちと関わりが深いから、だから迷うのですか?」

「………」

「そんなの君らしくありませんよ土方くん」

「…………」

「もう楽にさせてもらえませんか?」




その言葉に驚きお茶の入った湯飲みを一つ倒してしまった



「聞かれてしまいましたか…」



そう言ってふすまを開けたのは山南さん



そんな山南さんの顔もどこか穏やかなものだった




「どうして…どうして君がなくんです?」



そう言われて頬を触ってみると涙が流れている



「う、うぁぅ…」

「私が悪いんですよ。仕方のないことなんです」



じゃあ悪いこととわかっていてどうして山南さんは脱走なんかしたの…?