桜、咲く頃会いましょう。



とりあえず、挨拶も一通り済ませた事だし、こいつを部屋において俺も仕事しなきゃな


「よし、紹介も一通り終ったし、俺の部屋まで送ってやるからそこで大人しくしてろ。」

「えっ…」

「なんか文句でもあんのか?」


面倒くせえやつだな。


「あの、ただで置いてもらう訳にはいかないので、夕餉のお手伝いをさせて貰ってもいいですか?」

「ダメだ。屯所内で何かあっても、ずっと俺が傍についててやれる訳じゃねえ。」

「はぁ…」


曖昧な返事だなあ、おい


意味分かってねえな



「つまりだな、何かあってからじゃ遅いんだよ。俺の仕事を増やすな。」

「でも…」


チッ
しぶといやつだな…


ただでさえ忙しいんだから、俺の手を煩わせないように努めてほしい


「絶対土方さんに、迷惑はかけませんから!!」


おしとやかそうな顔してるくせに、気は強いのか