まぁとりあえずあいつを逃がしてやれたからいいとするか
「土方君、話しとは何でしょう?」
「あ、そうだな…」
「もしかして彼女を逃がすための嘘だったと?」
「今日、島原に行こうと思ってな」
我ながら苦しい言い訳だと思う
断ってくれればいいんだが…
「いいですね、是非ご一緒させて下さい」
嘘だろ…
桜子になんて言えば…
とりあえず桜子のいる俺の部屋に急いだ
「桜子!!」
「きゃっ…」
「お前…泣いてんのか…?」
「何でもないんです!!」
何でもないわけ無いだろ…
目は真っ赤で腫れてる
それに着物に涙で染みまで作って
「伊東に何言われたんだよ?」
「私は…必要ないって…土方さんの邪魔になってるって」
何勝手なこと言ってんだよ

