熱いお茶をいれて平助くんの部屋に向かう



平助くんの部屋には平助くんだけじゃなく原田さんと永倉さんまでいた



「二人ともお茶…」

「いいからいいから座れって」



原田さんに促されて畳の上に正座した


「サクラって綺麗だよな。こりゃ土方さんも惚れるわけだ」

「な、なにいってるんですか!永倉さん」

「確かに…見れば見るほど俺の女にした…」

「左之さんそんなこと言ってるとまた土方さんに殴られるよ?」

「平助…お前ひどいな…」



さっきはすごく静かだったのに…



今はこんなにも賑やかだ



「左之さんさくらが笑ってる…」

「お!」



私が笑うのはおかしいのかな?


「笑顔が一番だぞ!!がははは」


そのあと散々土方さんについて聞かれて三人に解放されたのはもう日が傾きかけてきた頃だった



夕餉の支度しなきゃ