【短編】年下彼氏。





「…す、ストーップ!!」






唇を手のひらで隠した。

ぽかんとする遥。





「遥…あたしね、」





遥の悲しい顔が痛かった。

さっきつねられた頬よりも、ずっと。





「それが…美沙の答え?」




震える声にゆっくりと頷いた。

これが、あたしの答え。