「…す、ストーップ!!」 唇を手のひらで隠した。 ぽかんとする遥。 「遥…あたしね、」 遥の悲しい顔が痛かった。 さっきつねられた頬よりも、ずっと。 「それが…美沙の答え?」 震える声にゆっくりと頷いた。 これが、あたしの答え。