~悪魔の声~

そして、真っ黒いマントを背負い
こげ茶色の傷がたくさんついた机の上にある
手のひらサイズの本を手に取り部屋をでた。

「いってきます‥‥。」

深夜はもちろんお兄ちゃんも仕事。
気楽に家をでられた。