「お嬢様、よろしいのですか?」 今日は婚約者とあうひ。 「ばあや、そんな心配しないで。私ね、ちょっと一つだけ気になることがあるの。聞いてもいい?」 「なんでしょう。」 「あのね、これのことなんだけど…」 マリアはレイに渡された、赤い実を見せた。