I sing for you

廊下を歩いていると聞こえてくる。
時々、聞こえる。


「あ、ほら。あの髪の長い子だよ。
 あそこの子!」

  「え?どこどこ?」

「あそこ。話しかけても無反応なんだってさ。
 まじ受けるよねー!
 精神おかしいんじゃない?きもちわるーい」

  「「あはは」」



これは勘違いじゃない。

私について、話している声だった。

辛い。涙が出そうになる。

自分で自覚していることだから余計しんどい。