あたしが聖から逃げようとするとグッと力を込めて、

さらに腕の中へ閉じ込められる。


「逃げない」

「ヤだよ……朝から」

「いいだろ?クリスマスなんだから」


あ……聖もクリスマスって意識してたんだ。

そんなことを思っていたら唇は聖に奪われてしまった。



長めのキス。

唇が離れると酸素をたくさん吸い込んだ。


聖は目が覚めたのか、さっきより瞳が開いている。


「明、ドレスの準備はできてるんだろ?」

「え?ドレス?」


目覚めたかと思ったら、急に何!?