朝の光で目覚めると、すぐに聖の息遣いを感じた。 あたしを腕の中へ抱いたまま眠っている。 「おはよ」 小さく挨拶をし、そっと離れて体を起こすとベッドの脇に赤いものが見えた。 「……何?」 小さな小さなサンタのブーツ。 まさか聖、何かプレゼント用意してくれてたの!? ドキドキしながら中を見る。 「これって……!」 中から出てきたのは見たことがある小ぶりのネックレス。 爽さんに見立ててもらったドレスを買ったお店で、 気に入って予約をしようとしたネックレスだった。