その後、パーティは無事終了。
皆、顔を少し赤らめて帰って行った。
「良かったね、無事終わって。でも聖、あんまり食べてなかったけど調子悪いの?」
「明日は明の手料理だろ?」
「そうだけど……って、まさかそのために?」
帰って食べるわけじゃなくて、明日の夜なのに。
そこまでしなくてもなんて思う反面、すごく嬉しかったり。
「それだけじゃない。帰ってすぐ食事の予定も入ってる」
「え?あたし何も作らない……」
そう言いながら頭に一つ浮かぶ。
「明を食べっ……」
「いい!は、恥ずかしいから言わなくていい!」
家の中で言われたことがあるけど……
外ではさすがに恥ずかしいって!

