君との関係はXmas!?【許婚番外編】



壇上での挨拶を終えた聖がこちらへやってきた。


「聖、ちょっと!」

「おい。まだ明のご両親に挨拶が……」

「それより!」


両親に挨拶をしようとしている聖の腕を取り、小声で話す。


「ねぇ、柚野さんって全部予想してたのかな!?手際が良すぎるよ!」

「当たり前だ。それくらい予測できないと俺の秘書は務まらないだろ」

「そ、そうなの!?」



……じゃぁあたしも奥さんが務まらない?




……いいや。


考えるのは止めよう。


あたしの奥さんとしての資質まで危うくなるんだもん。