「ひ、聖!ちょ……!」

「明……眠い……」



聖!

足音一つしなかった!

気配なかったよ!


……あたしが妄想の世界に入りすぎてたせい?



「こ、こら聖!どこに手、入れてるの!」

「ん~……」



眠いと言い、寝ぼけているのに手の早さだけは健在。

いつの間にか服の中へ入り、私の素肌に触れている。


耳にチュッと軽くキスをされ、

「やっ……」

こそばゆくて身をよじった。