「柚莉!いつになったら起きるの!…まったく世話の焼ける子ね…」


いつも言わなくてもわかってる…

邪魔なら産まなきゃ良かったのに…


邪魔なら…捨てちゃえば良かったのに…



「はぁ……」


疲れる…
家になんて居たくないのに…



「何ため息ついてんのよ!さっさと支度して学校行きなさい!…」

…こうやって母はいつも朝から怒る。


普通に寝坊したり普通に朝ごはん食べたり…


そんなの夢のような物だ…


「はぁ……「お姉ちゃん!朝ごはんまだぁ?」


わたしには妹が居てまだ七歳。
朝ごはんも作らない母親だからわたしが作る。


母と妹とわたしの母子家庭。


「今作るから待っててね?」

「うん!」


まぁこんな事毎日考えても仕方ないか……