「 ―― 立って 」




アキラがリルカの腕を持ち、引き上げ


次には俺と
倒れた藤本に目を向けた




「 …俺はいいけど、藤本がムリだろ 」



「 つべこべ言わないでさっさと」


「 ――― アキラ!!!






… いい加減、ホントに怒るぞ 」












「 … べっ 別に、怖く、ないわよ

ユウジなんか… 」






「 …アキラ




一体、ここはどこだ? 」








「 …ミクロユニ、特別研究施設の地下よ


―― 東京じゃないわ 」






真っ暗闇の倉庫


その扉は
手を触れてもいないのに
両脇にガラリと、大きく開いた