「 まあね
特に我々は毎日、聖職衣着て
コスプレ状態ですし?
何かちょっと、
周りの男とは違うんじゃないかな?って
夢を見るには都合いいのかもしれません 」
「 …優しくしろって言ってたお前が
一番手厳しい事言ってるじゃねえか 」
「 優しくするのと
甘やかすのは、違いますよ 」
藤本は、にっこりと笑う
「 青… もとい! リルカさん
とにかく出て来て下さいな
おトイレ、寒いでしょ?
―― リルカさんの分
まだたっぷり残ってますから
一緒に三人で、
ゴハン、食べませんか? 」
少しして、
無言で出て来たリルカを
藤本はコタツへと誘う
「 ちょっ!
このコタツ熱くない?!
マジでヤケドしそうなんだけど! 」
「 えっ そうですか?
待って下さいね
少し温度下げますから 」
「 体が冷え切ってるからだろ
―― それとリルカ
一度言ったけど、その言葉遣い
いい加減やめろ
… 何を参考にしたか知らないが
俺はアキラがツンデレ口調だから
あいつを好きになったわけじゃ無い 」
「 …だって… 」
「 なんだよ 」
「 やってるうちに、
クセみたいになっちゃったんだもん… 」


