リルカに手を振り 校門の前で、一度立ち止まる 色々あったけど そこそこ、いや かなり良い人生だったな そう思う きっとここを出た途端に 俺の体も、そして意識も この春の兆しを感じる光に溶け 消えて行くんだろう ――――