「じゃあ明日ね。」

「あぁ、起こしに来いよ」
「自分で起きてよバカ」

あたしたちは
笑ながら言い合って
それぞれ家に入った。


はあ、疲れた。


玄関からリビングに移り、
視線をテーブルにやると
封が切られた封筒と中身の手紙が置いてあった。


朝開けてそのままにしちゃったんだ‥。

あたしは中身がちゃんとあるか確認して
引き出しにしまった。


毎月定額ずつ送られてくる生活費。

余るほどにお母さんは送ってくる。

今月はあたしの誕生日が近いから余分にくれたみたい。