「私は…月島璃夜、といいます」

「変わった名前ですね。でも、『夜』が一緒すね♪ちょっと嬉しいかもっす」

「ふふ。なかなかいませんからね」

璃夜さんの笑顔をみてたらこっちまでにやけそうになる。オレのキャラが崩れそうになる。

オレは一応…ホストとして働いてる。店でもナンバーワンで、いろんな奴から誘われるし、女優とかモデルとかの知り合いも多い。
けど、誰とも付き合わない。
なんかそういうのって、だるいし。

そしたら『クールでカッコイイ』とかって更に人気になる…みたいな。女ってつくづくMだよな。

いろんな人と出会ってきたのに、シスターと話すなんて生まれて初めてだ。

「璃夜…さん、めちゃめちゃ大人びてますけど…何歳くらいなんすか?」