『大丈夫?僕、言うの急すぎたね…。』
 『ん-?大丈夫だよ。教えてくれてありがとう。悲しいけれどこれが現実なんだね…。』
 教えてくれなかったら地縛霊になってたかも知れないから。
 『僕の名前は、カナル!天使なんだ。カナルって呼んでね。僕は君の先生って言っていいかな。』
 ん?カナルっていうんだ…。という前に先生って…?
 『あのー、先生って?どういう意味なの?』
 『天使の役目とか手取り足取り教えるから、例えで先生って言ってみたわけ。』
 なるほどー。
 分かりやすいなー。
 『天使に役目なんてあるの?』
 天使って何をするんだろう…。
 『天使の役目?簡単そうで簡単じゃない。人間。つまり生きている人たちが幸せになるようなことをすればいいんだ。』
 難しそう…。
 あ、そういえば…
 『私の名前言ってなかったね。私の名前は…
 『『本宮藍弥!!』』
 …。
 『あははっ。私の名前、しってるんだ?』
 カナルが可愛い顔して言ってきたから笑えた。
 『僕を誰だと思ってんの?天使だよ!天使!!しかもあやのパートナーの!!』
 天使ってすごいんだ。
 『これから、よろしく!カナル!!』
 私は、飛び切りの笑顔を見せた
 『おう!よろしく。』
 カナルも可愛い笑顔を見せてきた。