アイシテル

頭の中でいろいろと疑問が回って、何が何やらさっぱりわからない。

と言うよりも、一体どれから聞けばいいのだろう?

「こんなところで立ち話もなんですから、お邪魔していただいたら?」

「そうですね」

そう言った奈津子おば様に、奈々恵はニコリと笑って返事をした。

「――えっ、ちょっと…」

僕の言うことなんか後回しと言うように、奈津子おば様と奈々恵が勝手に家の中に入った。

「ちょっと待ってください、奈津子おば様!」

僕は2人の後を追った。

「お見合いって何の話ですか!?

僕はそんなの…」