そこまで一緒だったことに、僕たちは似た者同士なんだなと思った。

「でも、私みたいな子供を春ちゃんは好きになってくれないって思ってた。

春ちゃんは、大人だから」

「関係ない!」

そう言った後、僕は聖を抱きしめた。

「年なんて、関係ない」

そう、関係ないのだ。

関係ないから、僕たちはお互いを好きになった。

年の差関係なく、お互いに恋をした。

「――春ちゃん…」

聖が、僕の背中に両手を回した。

「――聖、愛してる…」

そうささやいて、聖を強く抱きしめた。