アイシテル

よかった、何もなかった…。

スーッと静かに寝息を立てる聖に、僕は胸をなで下ろした。

聖への思いは、夢にまで現れるようになっていた。

僕が聖を犯している夢を何度も見るようになった。

僕に感じている聖が愛しくて、余計に犯してしまう。

聖が好き過ぎて、聖が愛し過ぎて…もう、狂ってしまいそうだ。

今にも発狂してしまいそうだ。

これ以上、聖への思いを押さえることができない。

そう思って、僕は彼女に手を伸ばそうとした。

だけど、すぐにその手を引っ込めた。