自分が何を言ってるのか、わかっているのか?

「僕は…今日みたいな聖が好きかな。

上に乗って、腰を振っ…」

さえぎるように、腰に聖のパンチが飛んできた。

それ以上、言われたくないらしい。

自分だって言ったくせに。

「すまん、言い過ぎた」

謝ると、聖は僕の胸に顔を埋めた。

「――春海…」

胸の中で、聖が呼んだ。

「愛してる」

そう言うと、聖は目を閉じた。

僕は聖の肩に腕を回した。

「愛してる、聖」

ささやいた後、僕も目を閉じた。

☆★END☆★