翔の微かな鼻息があたしの
頭にかかる
 
ただそれだけであたしの
心臓は大きな音をたてていた
 
でも、何故か嬉しくなって
翔と同じぐらい、それ以上の力で
翔の腰を抱きしめた
 
 
 
 
「あーったく・・・どいつもこいつも」
 
生田がそんなことを呟きながら
教室をスルーしてくのがわかった
 
 
でも・・・・・離れたくない
 
 
これって恋・・・なのかな・・・