【美紅Said】

休み時間になったので私は紗奈ちゃんの席に行った。

「凄い人気だねー・・・」

と、言い佐野君を指した。
佐野君は今も現在進行形で女の子達に囲まれている。

「そうですね。抱けど、何か佐野君裏がありそうで怖いです;」
「マジで。美紅ってそういうの良く当たるよね」

私は自慢じゃないですけど何時も此れだと想うとかこの人は何か裏があると言ったら大抵毎回当たっているんです。

「でも、美紅放課後佐野に学校案内をしなくちゃいけないんでしょ?」
「はい・・。ちょっと不安です」

本音を言うとちょっとどころかかなり不安なんです。
だけど、そんな事を言ったら紗奈ちゃんに迷惑をかけると想うので此処は笑顔で、

「大丈夫です!紗奈ちゃん心配してくれてありがとうございます」
「本当に?」
「はい!」
「今日は部活があるから一緒に放課後居れないけど佐野になんかされたらあたしに言うのよ!?」

と、凄い剣幕で言う紗奈ちゃん。

「はい。何かあったら紗奈ちゃんに言います!」
「よろしい」

と、笑顔で言う紗奈ちゃん。

この私達の光景を見ている人物がいるとも知らず私達は二人でまた話しに華を咲かせていた。