「えっ?って私達、友達でしょっ?」




ニコリと微笑む…




その裏に隠してるのは、なんなの?




「友達だもんね」




そう返すのが精一杯だった。
なんか、自分に言い聞かせてるみたい…。




「ね、だから一緒に帰ろうっ!」
「…うんっ。あ、ちょっとトイレ行ってくる!」




そう言って、廊下に出てかけ出す私。




嘘吐きっ!
なんで、どうして…みんな嘘ばっかり……。
私も嘘吐きだけど、でも……




溢れ出す涙は止まる気配がない。
すれ違う生徒の視線が痛い。




あの時、死んじゃえばよかったんだ!
奇跡なんて起こらなかったらよかったんだ!
もう、嫌だよぉ……




"誰か、助けて"