次の日。
学校にいかないわけにもいかなかったから、双子さんがくる時間のずっと前に家を出た。




絶対に逃げ切らなきゃ……!
逃げ切らなきゃ、おわるっ!←おおげさっ




学校に着くと、いつもより早いせいか教室にいる人数が少ない。
來玲乃もまだ朝練中みたいで、教室にいなかった。
そのかわり、一番いて欲しくないあの子達がいた。




「おはよう、桐葉ちゃん!」
「おはようっ」




作り笑いを浮かべて挨拶をかわす。




この表情を崩したら負ける……
てか、最近敵多くない?←敵ってw




「昨日は一緒に帰れなくて残念だったなぁ~」
「ごめんね、最近いつもあの二人と帰ったりしてるんだ」




嘘吐きだなぁ、私。
最近は部活忙しそうだからあんまり一緒にかえれてないのに。




「でもぉ、今日は一緒に帰ろうね♪」
「えっ……?」





笑顔が崩れそうになったのを、何とか抑えて聞く。