「ねぇ、すごくドキドキしてるでしょ?」 「え…あ、はい……」 心臓の音聞こえてる?! 聖斗くんの顔が今以上に近づく。 「可愛いね」 可愛いって…… や、ダメ…もう、顔真っ赤でしょ? 斎斗も見てるって…… でも、 告白 してみようかな……? 私の心臓の音はどんどん早くなってく。 「聖斗くん…あの、ね……私っ!!」 そのとき、別の誰かに後ろから抱き寄せられた。 「えっ?! さ、斎斗っ?」