「久しぶりだねって…まだ、私のこと友達とか思ってるの?」




來玲乃さん、厳しい言葉を……




「うん、思ってるよ?」
「あんた、馬鹿なの?」
「さっき、斎斗にもいわれたわぁ……」




私って、そんなに馬鹿なの?!←馬鹿だと思うよ!




「まぁ、とにかく私は、 來玲乃のこと友達と思ってるからね! また、勉強教えてね♪」




來玲乃は怖い顔して私のことみてるけど、そんな気にならなかった。




その時、 來玲乃が突然席を立って、叫んだ。




「この子、全然わかってないわ! もっと、やらないと!!」




クラスがざわめく。
冷たい視線が突き刺さる……




双子がこちらを心配そうにみてる。




どこかに、逃げ出そうかな……
って、ダメか…………
おとなしくしておこう…お母さん達に迷惑かけることになる……
それだけは避けないと…




私はクラスメイトのことを無視して自習をはじめた。