「何をしているの?」




お母さんから発せられた第一声はそれだった。




「こんにちは、お母さん…な、何ってクラスメイトとおしゃべりを……」




"パチーン"




病室に響くぐらい、強く頬を叩かれた。




双子は顔を色を悪くして私をみてる。




「ごめ、んなさい…お母さん。何が気に入らなかったかだけ、教えてください」
「……屋上から飛び降りたようね? 何をしてるの、恥さらしっ!! 近所で噂になって、変なめでみられるのよっ!! 中学の時といい、どれだけ迷惑かければ気が済むのよ??!!」




また、何発か頬を叩かれた。




「ごめんなさい…もう、こんなことがないようにします。だから、許してください」




それを言い切る前にお母さんは部屋から出て行ってしまった。