私はついこないだ、聖斗君が好きな事を君の事が來玲乃に言いました。
なのに、なぜ?!
なぜ、聖斗君ではなく、俺様悪魔バカ男が好きな事になってるんですか?!


「違うんだ?」
「ち・が・い・ま・す!!」


私はハッキリ、大きな声でいった。
だって、それぐらい言わなきゃ、ね?


「そっか……。違うのか~」
「なんで、ガッカリしてるの?!」
「だって、感外れちゃったから」
「そんな事で、落ち込まないでよ~~」


意外に、変わってる來玲乃です。
だから、可愛いらしい?←私にはわかんない。
でもね。
顔が可愛いのは、認めます。
はい、認めない訳にはいかないですよ?


双子の言い合いを見ながら、私はそんな事を考えていた。←自分のせいなのに?!


來玲乃は、読者モデルなんです。
しかも、街を歩いて居たら、スカウトされたんだって……。
羨ましすぎ!!
私には絶対、ありえない!!!
そういえば、まだ五月に入ったばっかなのに、もぅすでに五人の男子生徒に告られてる……。
どんだけ、良い生活してるんですか?!
私にも、分けてよ~!!


いつも、心の中で叫んでます。


あぁ!
きっと、來玲乃の隣にはもうすぐ、男子が立つんだ!
そしたら……
「ごめんね、桐葉!」
「待って!」
そう言っても、離れて行くのね!←ただの妄想!


「うわっ。何で、俺ここの席なんだろ」


隣で声がした。
俺様悪魔バカ男の声。


「何よ! 私の事、そんなにイヤなんですか?」
「イヤだね」
「はぁ? 言ったわね!!」
「お前が聞くのが悪りぃいんだよ!」


「お前等! 喧嘩するな!」


何時の間にか来ていた先生に、注意されました。