何だったんだろ……
いつもと、立場逆転してたよね?←鋭い!
なんか、変な感じだったな~


「桐葉ちゃん、入るわね」


そう言って双子達と入れ違いで入ってきたのは看護婦さん。


「さっきの子達、かっこいいわね。身内の方?」
「いいえ、違いますよ?」
「そうなの? でも、一晩中ずっといたのよね? ご両親とは少しお話ししたんだけど、あまりいい関係じゃないのかな?」
「おかしいですよねっ! お母さんたちとは…あまりいい関係じゃないかもしれませんね」


看護婦さんは、やっぱりというような顔をする。


すごいなぁ~!
看護婦さんってそんなことまでわかるんだっ!!←看護婦さんだけじゃないんじゃ…?


「じゃあ、まぁそんなくらい話はいいの♪ ごめんなさいね?」
「あ、いえ、別に大丈夫ですよ」
「そう、ならよかったわ! とりあえず点滴かえさせてもらうわね」


そう言って、テキパキ動く看護婦さん。
その様子をじっと見守っていた。