【桐葉Side】



突然の3人の訪問に少し落ち着きをなくしていた。
しかも、お泊り。

家に友達があがったのも、お泊りしにきたのもはじめて。
しかも…彼氏まできてるわけで……




そんな中で、來玲乃がいろいろ、やりはじめるから…←いろいろはやってないよね

でも、二人の言葉にちょっとは勇気でたかな…




「無理、すんなよ」
「わかってるよ」




斎の優しい言葉。




「あのね、來玲乃。話したかどうか忘れちゃったから言うね…私、親と仲が悪いの、でね…だから、料理は、できない、かな…ごめんねっ」




私はそう言ったんだけど、途中から泣き出しちゃったからちゃんと伝わってるかわかんないや。




來玲乃…
どう思ったかな……?




そんな不安でいっぱいだった私を來玲乃は一瞬にして安心させてくれた。




「ばかね、何をそんなに構えてるのよ! 私達親友なんだから、もっと信じてよっ! そうじゃないと、私…さみしいから」




そう言って來玲乃に抱きしめられた。