「斎斗に、聖斗! 久しぶりじゃない」 「そうだね。親と喧嘩?」 「そう、まぁ、こんなこと良くあるよ。今日は桐葉の家に止めてもらおー」 なんて言いはじめた。 「あんたたちもこれば?」 「は?」 「へ?」 俺と聖は同じような反応をしてしまった。 そうして、 「あれ、三人でどうしたの?」 桐葉がやってきた。 「今日さ、桐葉の家に三人で泊まりに行ってもいい?」 「え、別に…いいけど?」 俺の方をチラチラ見ながら答える桐葉。