【斎斗Side】


『自習』


俺は別に嫌いじゃない。
だって、寝れるし?


それにしても、今日はお隣さんがやけに静か。
さらに、周りを気にしてる。
何かあったのか?


その時、


『イジメ会』


そう書かれた黒板が目に入った。


そして、ターゲットは桐葉。


俺は隣をみる。


桐葉は立ち上がって、走り出していた。


俺も立ち上がりそれを追っていた。


「斎」
「聖か?」
「どうしてだと思う?」


直球すぎじゃね?
まぁ、ターゲットに桐葉が選ばれた理由が聞きたいんだろう。
でも、俺そんなに物知りじゃねぇ。


「わかんねぇ。けど、急がないとやばいだろ?」


俺等は階段を駆け上がり、屋上へとでた。


その瞬間、桐葉が下へと落ちていった。


急いで手を伸ばした。
でも、間に合わなかった。


「桐葉ーーーーー!!!!」


俺はそう叫んでいた。


横では聖が救急車をよんでいた。