そして、昼休み。




聖斗くん、何の用事なんだろう?




そう思いながら聖斗くんの後ろを歩いている。




「どこに行くの?」
「屋上」
「話ってなぁに?」
「着いたら言うから、待っててね」




それから一言も話さずに屋上へ向かった。




"ガチャ"




扉を開けて先に聖斗くんが屋上にでた。
それに続いて私も屋上にでた。




「それで、話って?」




と、聞いた瞬間だった。

突然振り返った聖斗くんに、腕を掴まれ引き寄せられる。




「せい、とくん…?」




その時、聖斗くんの唇が私の唇に触れた。