「別にいいでしょ? 友達なんだから」
「本当に、そんだけかよ、理由は……」
「うん」




聖斗くんのスマイル攻撃。

でも、あれ…なんか、違和感が……?




「俺に作り笑いは通用しねぇって! 本当の理由を言えよ?」




やっぱり?
というか、また私のせいで喧嘩してる、の……?




「あ、あの…そんなに迷惑なら、私……」
「桐葉ちゃんは黙ってて。わかったよ、本当の理由を話すよ」
「まぁ、なんとなくわかってるけどな」

「斎、今日様子が変というか…もう限界なのか…まぁ、とにかくよろしくないでしょ? だから、桐葉ちゃん、気づいてるみたいだったから」




斎斗が、ふーんと軽く流す。




うわぁん、意味わかんない状態にっ!
状況把握をどうにかしてでも、やりとげなければ!!




「聖は…桐葉にあの状態のとこ見られた時のこと、まだ根に持ってんのか?」
「なにいってるの? もう、あんなことどうだっていいよ」
「じゃあ、なんで桐葉を家に入れるんだよっ! 今日の俺の様子がおかしいこと、しっかり気づいてたんだろ? 何でだよ……!!」





沈黙。

この3にんでいる時は沈黙が一番きついのですが…