【桐葉Side】




「桐葉、起きてっ」




そう肩をゆすられ、私は眠りから目覚めた。




「なにかあった、來玲乃?」




目をこすりながらそう聞くと、來玲乃が怒ったように答えてくれました。




「もう、か・え・る・じ・か・ん・よっ!!」
「えっ……?」




ありゃ?
私がねはじめたのって、五限目だったはず……
なのに、なんで外はもう夕焼が綺麗なのっ?!←寝てたからでしょ!!




「斎斗も芹双子も、帰っちゃったよ?」
「え……?」
「え、じゃないでしょ! 寝てる方悪いっ」




まぁ、そうだよねぇ……
今日は斎斗についてって、聖斗くんの様子を見に行こうと思ったのに……!!




実は芹双子との事件以来、聖斗くんは学校にきてないのです。
もう3日ぐらい立つんだけど……




「あれ、そういえば今日って……!!」



私は急いで準備して、來玲乃にさよならと挨拶して急いで学校を出た。




病院の日を忘れてました!←おいっ