ボクはケンちゃんに会いたくて、会いたくて、


もしかしたら、きょうは「がっこう」から帰ったら来てくれるかも!


毎日、お外をながめていたんだ。


でも、ケンちゃんは来ない。




それから何度かお空が暗くなったり明るくなったりくり返して、


あたたかい空気といっしょにお外からあの甘い匂いがしたの。


このにおいはね、「さくら」だってまえママがおしえてくれたの。


ボクがさくらをはじめて見たとき、


ケンちゃんと会ったの。



ケンちゃんはあの時からあの笑顔だったね。


ケンちゃん、




また会えるよね?