待ち受けに『山田』と出ている。ヒロはそれを見るなりコール音を止め、電源を切った。
始まった…


ヒロは同じクラスの『山田』とゆう女子に、好きを超越した行動。つまり、ストーカー行為を毎日のようにされるのであった。しかもその彼女、
「好きならそれくらいするのは普通だよ」
と、ヒロに面と向かって言ってきた。それを普通と言われたヒロは山田を恐れ彼女を拒み続けてきた。


次の日。朝起きてケータイの電源をつけると彼女の着信履歴が新記録を更新していた。ナーバスな気分のまま支度をし、学校に向かった。



教室に入り、自分の席に座る。ヒロは今日も普通な、平凡な1日だと思った。
「ヒロ!おはよう」
声をかけてきたのは元木君だ。
「早いな!ヒロ、これからバスケすっけど行くか?」
バスケ?今まで一回も誘われたことないのに?