絆の向こうで

『かなは気にしないよ!』

かなは絶対あたしをかばってくれているにちがいない。
あたしはそう感じた。


「ありがとう…でもね…もう決めたことだから。あたしは決意したから。友情のほうが大切かなぁ?っておもったしさ…
あたしに恋なんてにあわないもんね。映画みたいな恋がしたかったけど無理みたい。あたしにはそんなのただの夢だった…」
あたしはかなに訴えた。

かなはあたしを別れさせないようにがんばっているみたいだけど、あたしは意見をかえるつもりはない。