「ごめんなさい」
といい、

また、規定通りのダサい
スカートをはき
長い髪に櫛をとおし
ビン底メガネをかけ
用意を済ました。

「なぁ、水希。
 あのさ、マジでイメチェンとか
 する気ないん?」

とため息をつきながら
聞いてきた。

「なッ!!!!」

そこから、あたしは
言葉を失ってしまって
口をパクパクさせて
突っ立っていた。